御影札二点 @《親鸞聖人の御姿》であるが、こうしたものも御四国の地に紛れこんでいることがある。「二十四輩」は東国一体に広がる真宗門徒の一大霊場であるが、四国の地にはその「ミニ二十四輩」ともいうべき石仏霊場が多く設立されている。弘法大師八十八ヶ所信仰の影響と考えられる。法然上人の二十五ヶ所参りの石仏霊場も作られている。 親鸞御影 【宗祖聖人六十歳関東旅立御真影】御自作 御詠歌 面影を 世々に 残して ひたすらに 弥陀にかしずく 便りともなれ 下總二十四輩第五番弘施寺 A《火防大師》 この札は「四国第六十二番一の宮」=宝寿寺の発行。 火防大師 【弘法大師火防御守】 しもはしら こおりのはりに ゆきのけた あめのたるきに つゆのふきくさ 御姿としては特別語るほどのことはない。火防の歌は他所でもめにしたことがある。 |