駄家通信 13
八月号 1



御影札二点

@《親鸞聖人の御姿》であるが、こうしたものも御四国の地に紛れこんでいることがある。「二十四輩」は東国一体に広がる真宗門徒の一大霊場であるが、四国の地にはその「ミニ二十四輩」ともいうべき石仏霊場が多く設立されている。弘法大師八十八ヶ所信仰の影響と考えられる。法然上人の二十五ヶ所参りの石仏霊場も作られている。


親鸞御影

【宗祖聖人六十歳関東旅立御真影】御自作
御詠歌
 面影を 世々に 残して ひたすらに
弥陀にかしずく 便りともなれ
下總二十四輩第五番弘施寺


A《火防大師》
この札は「四国第六十二番一の宮」=宝寿寺の発行。


火防大師

【弘法大師火防御守】
 しもはしら こおりのはりに ゆきのけた
あめのたるきに つゆのふきくさ

御姿としては特別語るほどのことはない。火防の歌は他所でもめにしたことがある。



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