駄家通信 29



【川面凡児師のこと】

 どうも多少の戸惑いにわずらわされてか…回り道をするようであるが…。


『祖神垂示天照太神宮』大正15年 稜威会出版部発行


 どちらが本道なのか分からない。・・・
 とにかく若い時分に手に入れていた本であるが、今一度読み返して見ても面白いーを通り越して、やはり凡児師は凡庸ならざる人物であった。引用書の如く、すべて漢文的表現文字でもって、日本精神の霊性を伝えようとしたのである。
 見やすい言葉表現であるのだがが…小生が理解するかしないかということ以上に、霊性のことは自ら体験しないことには語る事は難しい。((最近ようやく、どうやら「白狐」らしきものとやりとりしたのだが))
 小生は幽霊もまだまともに見たことがない。、凡児師はその多くは和身靈であるが、真身霊と称すべくもの或はまた幸身霊・奇身霊・などと言った、何種類かの幽霊の実態異同区別についてまで語っているのである(於:古典講義録第六號、大正四年六月二十日発行)。嗚呼!何をか言わんや?



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