南天龍宮城(6)


【マンセルへ】

 五月九日11:45関空発〜15:35バンコック着、18:45発〜21:55ムンバイ着(日本時間では1時10分)迎えの車にてホテルまで行く途中、夜間であったが雑踏がすさまじかった。さすがインド第二の都会である。道端には人の通る隙間もないくらいに小型車(タクシー)が並んでいる。ホテル迄の半時間渦巻状に町の深奥へと進んだのであるが、まこと凄まじい喧騒さであった。
 2:45ホテル、ATITHIへ。210号室であったが、3000ルピー。同行二人は209号室へ、4000ルピーであった。
 3:30風呂に入る。たしかビールを飲んでいる。飛行機の中でもビールにかぎらず赤白ワインも良く飲んだ。起床は現地時間で5時半頃(JP time 9時前)。
 10:40(JPT)Domestick空港発、搭乗前に一人の男性より話しかけられる。ササイ云々と云っていた。彼は仏教徒なのであろう。ナグプールには12:45(JPT)着。佐々井師が迎えに来ておられた。インド人運転手と日本人男性、風来の徒か。ホテルHeritage106号室へ。同行二人は佐々井師と相談話し中。小生は一休み。佐々井師も一度帰宅。その間3:40より少し一人で散策に出る。Lost my road 結局ホテル近くに戻ったものの見当たらず、運良く会社員らしき人に尋ねてホテルの場所を教えて貰う。すぐ近くであった。その少し前に聞いた相手は、日本語で「最後までつきあうか?!」と、ドスのきいた声で云ったのには驚いた。無視して歩いて駐車して出てきた会社員風の人に教えて貰ったのである。4:50ホテルに帰り、佐々井師の迎えを待つ。
 マンセルへ、40km位奥地のところ。文殊師利菩薩大寺に入る。ここで竜樹菩薩石像を目にする。台座の彫刻紋様(別に後述)に驚く。この石像は書生ら滞在中に建立云々であったが実際にはかなわなかったのである。
 次に創建中の竜樹菩薩大寺にう向かう。こちらにはインド人のカメラマンもいた。寺前のアングリマーラ家に寄り摂待食(ビーフン?)を受ける。帰り際に奥さん所持のペットボトル(水)を秀嶺師が手にして読誦のお加持。
 ナグプール〜マンセルの往復道中が車内で種々の話をする機会で、貴重なひと時であった。龍についての話は勿論、南天竜宮城とは曼荼羅山の事だろうとか、もろもろの言語皆これ真言なりとかは「当然ですよ」…なかんずく「日蓮上人は最初は真言宗が素晴らしい、第一義一等の教えだ、と言っていた」など。AM1時過ぎ(JPTAM5時過ぎ)に記録しておく。


佐々井氏 ナグプール空港


ホテル Heritage


街頭交差点



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