A・四国地図
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B
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※『道指南』貞亨四年一六八七
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六十六・雲邊寺
本ぞん千志ゆ
者る/\と雲の本とりの
寺にきて
月日を今ハふもとにぞ
見る
こまつをへ二り半
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六十六・雲辺寺
本尊千手観音
者る/\とくもの
本とりの寺尓きて
月日をいまハ
ふもとにぞ見る
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六十六〃雲邊寺
者流/\とくもの本とりの寺尓来て
月日をいま盤ふもと尓そ見累
小松尾迄二里半
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六十七・小松尾寺
本ぞんやくし
うへを記しこ松尾寺を
ながむ連バ
のり能をしへのかぜぞ
ふきぬる
ことひきへ二り
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六十七・小松尾寺
本尊薬師如来
うへお記し小松尾
てらをながむれバ
のり能をしへ乃
かせぞふきぬる
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六十七〃小松尾山
植置し小松尾寺をなかむれハ
法のおしへの風そ婦き怒累
琴引迄二里
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六十八・琴弾八幡
本ぞん阿ミだ
ふへのねも松ふく風も
ことひくも
うたふもまふものりの
こえ/\
く王んをんへ二丁
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六十八・琴弾八幡
本地阿弥陀如来
ふえの音も松ふく
かぜもことひくも
うたふもまふも
のり能こへ/\
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六十八番琴引八幡宮
笛の音も松ふく風も琴引も
うたふもまふもの里能こゑ/\
観音寺まて二町
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六十九・観音寺
本ぞん志やうくハんをん
くハんをんの大ひのちから
つよ介連バ
於も記つミをもひ記
あげて多べ
もと山へ一り
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六十九・観音寺
本尊正観音
くハんをんの大ひ能
ちからつよけ連バ
おもきつミをも
ひきあげてたべ
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六十九〃観音寺
觀音の大悲のちから徒よ介れハ
おもきつミをも引あげてたべ
本山寺まて一里
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七十・本山寺
本ぞん者とうくハんをん
もとやまにた連かうへ介る
花な連や
者るこそたを連たむけ
にぞなる
いやだにへ三り
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七十・本山寺
本尊馬頭観音
もとやま尓たれか
うへ介る花な連や
者るこそたをれ
たむけ尓そなる
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七十〃本山寺
本山尓たれかうへ介る花なれや
春こそ手をれたむけ尓そ成
弥谷じまて三里
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七十一・弥谷寺
本ぞん千志ゆ
あく人とゆ記つ連なんも
いやだにじ
多ヾかりそ免もよき
ともぞよ記
まんだらへ一り
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七十一・弥谷寺
本尊千手観音
あく人とゆ記つ連
なんもいやだ尓じ
たヾかりそめも
よ記ともぞよき
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七十一番彌谷寺
あく人とゆき川連なんもいやた尓じ
只かりそめもよきともそ与き
まんだら寺まて一里
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七十二・曼荼羅寺
本ぞん大にち
王づかにもまんだら於がむ
人ハ多ヾ
ふたヽびミたびかえら
さら満し
志ゆつ志やかへ三丁
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七十二・曼荼羅寺
本尊大日如来
ワづか尓もまんだら
おがむ人ハ多ヽ
ふたヽびミたび
かへらざらまし
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七十二〃万荼羅寺
王川か尓もまんたらおかむ人盤たヽ
二たびミたびかへ羅さら満し
出釋迦寺迄三町
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七十三・出釈迦寺
本ぞん志やか
満よひぬる六道しゆ生
すく王んと
多つと記や満にいづる
志やかでら
かうの山へ三十丁
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七十三・出釈迦寺
本尊釈迦如来
まよひぬる六道
しゆじやうすくハんと
たつと記山尓
いづる志やかでら
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七十三〃出釋迦寺
まよひぬる六道志ゆ志やう春くハんと
たつとき山尓い川累志やか寺
甲山寺迄卅町
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七十四・甲山寺
本ぞんやくし
十二志んミかたにもてる
いくさにハ
於の連とこヽろかうの
山かな
ぜんつうへ十丁
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七十四・甲山寺
本尊薬師如来
十二じんミかた尓
もてるいくさ尓ハ
おの連とこヽろ
かうの山かな
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七十四〃甲山寺
十二神みかた尓もて流いくさ尓ハ
をの連と古ヽろ甲山か那
善通寺迄十丁
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七十五・善通寺
本ぞんやくし
ワ連春満バよもきへ者てじ
ぜんつうじ
ふか支ちかひ能のり乃
ともしび
こんぞうへ二十丁
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七十五・善通寺
本尊薬師如来
ワ連す満バよもきへ
者てしぜんつうじ
ふかきちかひの
のり能ともし火
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七十五番善通寺
王れ春まバよもきえ者てし善通寺
婦かきちかひの法のともしび
金倉寺迄廿丁
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七十六・金倉寺
本ぞんやくし
満ことにも志んぶつそうを
ひらく連ハ
志んごんかぢのふしぎ
なり介り
だう里うへ一り
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七十六・金倉寺
本尊薬師如来
満こと尓も志んぶつ
そうをひらくれハ
志んごんかぢの
ふしきなり介り
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七十六〃金蔵寺
ま古と尓も神佛僧をひ羅くれハ
真言加持のふしぎなり介り
道隆寺まて一里
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七十七・道隆寺
本ぞんやくし
ねがひをバぶつだう里うに
入者てヽ
本だひの月を見まく
本しさに
だうぢやうへ一り半
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七十七・道隆寺
本尊薬師如来
年がひをバぶつだう
里う尓入はてヽ
本だいの月
見まく本しさ尓
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七十七〃道隆寺
祢かひをバ佛道隆尓入者亭ヽ
本゛だひの月をみまく本しさに
道場寺迄一里半
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七十八・道場寺
本ぞん阿ミだ
於どり者ね祢んふつ申須
だうぢやうし
ひやうしをそろへかねを
うつなり
志ゆとく天王へ一り半
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七十八・道場寺
本尊阿弥陀如来
於どり者年ねんぶつ
申すだう志やうじ
ひやうしをそろ* *=脱字
か年をうつなり
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七十八〃道場寺
おとり者年念佛申道場寺
ひやうしをそ路えか年を打也
志ゆとく天皇迄一里半
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七十九・崇徳天王
本ぞん十一めん
志゛やうらくのう記世の中を
多づぬべし
てん王うさへもさずらへ
ぞ阿る
こくぶんへ一り半
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七十九・摩尼珠院
本尊十一面観音
志゛やうらくのう記世能
なかをたづぬべし
てん王うさへも
さすらへぞある
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七十九〃崇徳天皇
志゛やうらくのうきよの中を尋ぬへし
天皇さへもさ春らへぞ有
國分寺迄一里半
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八十・国分寺
本ぞん千志ゆ
国をワけのや満を志の記
てら/\に
まい連る人を多春け
満しませ
志ろミねへ五十丁
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八十・國分寺
本尊千手観音
国を王けのやまを
志のぎてら/\尓
まゐ連る人を
たすけましませ
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八十番國分寺
く尓を王け野山を志のき寺/\尓
まいれ流人をた春けましま須
白峯寺迄五十町
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八十一・白峯寺
本ぞん千志ゆ
志もさふくつゆ志ろたへの
てらのうち
ミなをとなふるのり能
こへ/\
ねごろへ五十丁
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八十一・白峰寺
本尊千手観音
志もさむく徒ゆ
白たへのてら能うち
ミなをとなふる
のりのこゑ/\
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八十壱番白峯寺
志もさむく徒ゆ白妙の寺農内
ミなをとなふるのりのこへ/\
根来寺まて五十町
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八十二・根来寺
本ぞん千志ゆ
宵の間のたへふる志もの
きへぬ連バ
阿とこそかねのごんぎやう
のこへ
一もミやへ二り半
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八十二・根来寺
本尊千手観音
宵のま能たへふる
志ものきへぬ連バ
阿とこそか年の
ごんぎやう能こへ
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八十二番根香寺
よひのまのたえふる霜のきえぬれハ
あとこそか年の古んぎやうのこゑ
一宮迄二里半
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八十三・一の宮
本ぞん志やうくハんをん
さぬき一のミやのミまへ尓
あふぎヽて
かミのこヽろを多連か
志らゆふ
やし満へ三り
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八十三・一の宮
本地正観音
さぬき一のミやの
みまへ尓あふきヽて
かミのこヽろを
た連か志らゆふ
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八十三〃一之宮
さぬき一のミやの御まへ尓あふきヽて
神の古ヽ路をたれか志らゆふ
屋嶋寺迄三里
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八十四・屋島寺
本ぞん千志ゆ
あづさゆミやし満のミや尓
まふでつヽ
いのりをかけていさむ
ものヽふ
やく里へ一り
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八十四・屋島寺
本尊千手観音
あづさゆミやしまの
ミや尓まうでつヽ
いのりをかけて
いさむものヽふ
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八十四〃やしま寺
あ川さ弓やしまの宮尓まうてつヽ
いのりをかけよいさむものヽふ
やくりじまて一里
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八十五・八栗寺
本ぞん志やうくハんをん
本゛んのうをむねのちくハにて
やくりをバ
志ゆぎやう志やならで誰か
志るべき
志どへ一り
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八十五・八栗寺
本尊正観音
本んのうをむ年の
ちくハ尓てやくりをバ
志ゆきやうしやならで
たれか志るへき
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八十五〃八栗寺
煩悩をむ年の智火尓てやくりをハ
志ゆぎやう志やならて誰か志るべし
志度寺迄一里半
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八十六・志度寺
本ぞん十一めん
いざヽらバこよひハこヽに
志どのてら
いのり能こえをミヽ尓
ふ連つヽ
ながをへ一り
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八十六・志度寺
本尊十一面観音
いざヽらハこよひハ
こヽ尓志どの寺
いのり能こへを
ミヽ尓ふれつヽ
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八十六〃志度寺
いざ佐らバこよひハ古ヽ尓志どの寺
いのりのこゑをミヽ尓婦れつヽ
長尾寺迄一里
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八十七・長尾寺
本ぞん志やうくくハんをん
阿しび記の山鳥の尾の
ながをでら
秋の夜すがらミだを
となへよ
大く本へ四り
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八十七・長尾寺
本尊正観音
阿しひきの山とり能
尾のなかをてら
あき能よすから
ミたをとなへよ
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八十七〃長尾寺
足曳の山鳥のをのなか尾梵
秋の夜春からミた越となえよ
大久保寺まて四里
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八十八・大窪寺
本ぞんやくし
なむやくし諸病なか連と
ねがひつヽ
参連る人ハお本く本の
てら
きり者たへ五り
』
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八十八・大窪寺
本尊薬師如来
なむやくし諸病
なかれとぬかひつヽ
まゐれる人盤
お本く本の寺
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八十八番大窪寺
なむやくし諸病なかれと祢がひつヽ
まいれ累人盤大く本農寺
きり者た寺まて五里
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