A・四国地図
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B
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※『道指南』貞亨四年一六八七
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一・山寺
本ぞん志やか
連うぜんの志やかの*まへ尓
免ぐ里きて
よろ川のつミもきえ
うせに介り
ごくらくへ十丁
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一番・霊山寺
本尊釋迦如来
連やうぜんの志やか能
ミまへ尓めぐりきて
よろづの徒ミも
きえうせ尓介り
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壱番霊山寺
山農志やか能ミまへ尓免くりきて
萬の徒美もきえう世尓介り
これより極楽寺まて十町
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二・極樂寺
本ぞん阿ミた
ごくらくのミだの志ようどへ
ゆ記たくバ
なむあミだぶつくち
くせに世よ
こんせんへ二十五丁
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二・極樂寺
本尊阿弥陀如来
ごくらくのみた能
志やうどへゆ記たくハ
なむあみだふつ
くちくせ尓せよ
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二〃極楽寺
ごくらくのミたの浄土へゆき度ハ
南無阿ミ陀仏口癖尓世与
金泉寺まて廿五町
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三・金泉寺
本ぞん志やか
ごくらくのたからのいけを
於もへ多ヾ
こがね乃いづミ春ミ
堂ヽへぬる
くろだにへ一り
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三・金泉寺
本尊釋迦如来
ごくらくのたから能
いけをおもへたヾ
古が年のいづミ
すみたヽへぬる
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三〃金泉寺
極楽農たからの池をおもへ堂ヽ
こか年の泉すミ堂ヽえた流
黒谷まて一里
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四・黒谷寺
本ぞん大にち
ながむ連ハ月志ろたへの
よハな連や
多ヾくろだにヽ春ミ
ぞ免の袖
ぢぞうへ一り
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四・黒谷寺
本尊大日如来
ながむ連ハ月
白たへのよハなれや
たヽくろだ尓ヽ
すミぞめのそで
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四〃大日寺
なかむれハ月白妙の夜半なれや
たヽく路た尓ヽ春ミ染の袖
地蔵寺まて十八町
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五・地蔵寺
本ぞんちぞう
六道のヽうけのぢぞう
大ぼさつ
ミちび記多まへこの世
後の世
あんらくへ一り
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五・地蔵寺
本尊地蔵菩薩
六道の乃うけ能
ぢざう大ぼさつ
ミちひきたまへ
このよのち能よ
詠歌5番
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五〃地蔵寺
六道農能化の地蔵大本さつ
導堂万へ此よ後の世
あん羅くじまて一里
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六・安楽寺
本ぞんやくし
かりの世○知行あ○○ふ
むやくなり
あんらくこくの志ゆごを
のぞめよ
十らくへ十丁
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六・安楽寺
本尊薬師如来
かりのよ尓知行
あらそふむやく也
あんらくこくの
志ゆごをのぞめよ
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六〃安樂寺
かりの世尓知行争ふむやくなり
あんらく国の志ゆご越のぞめよ
十らく寺まて拾丁
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七・十楽寺
本ぞん阿ミだ
にんげんの八くを者やく
者な連なバ
いたらんかたハ九本ん
十らく
く満だにへ一り
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七・十楽寺
本尊阿弥陀如来
尓ん介んの八くを
者やく者なれなバ
いたらんかたハ
九本ん十らく
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七〃十樂寺
人間の八苦を者やく者那連奈バ
いたらんかたハ九品十羅く
く満だ尓まて壱里
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八・熊谷寺
本ぞん千志ゆ
た記木とり水く満だにの
寺にきて
なんぎやう春るも後の
世のため
本う里んへ十八丁
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八・熊谷寺
本尊千手観音
たき木とりミづくま
た尓のてら尓きて
なんきやうするも
のち能世のため
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八番熊谷寺
薪とり水くま谷の寺尓きて
難行春るも後の世農ため
者う里んじまて十八町
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九・法輪寺
本ぞん志やか
大じやうのひ本うもとかも
ひるがへし
てん本う里んのゑんと
こそきけ
きり者たへ二十五丁
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九・法輪寺
本尊釋迦如来
大じやうのひ本うも
とがもひるかへし
てん本う里んの
ゑんとこそきけ
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九〃法輪寺
大乗のひ者うもとかもひるがへし
転法輪のゑんとこそきけ
きり者たまて廿五町
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十・切幡寺
本ぞん千志ゆ
よく志んをたヾ一すぢ尓
きり者たじ
後の世までのさハり
とぞなる
ふぢゐへ一り半
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十・切幡寺
本尊千手観音
よく志んをたヾ一
すぢ尓きりハたじ
のち能世まで乃
さハりとぞなる
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十切幡寺
よく志んをたヽ一春ち尓切幡寺
のち農よまての障とそ那累
藤井寺まて一里半
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十一・藤井寺
本ぞんやくし
いろもかもむひ中だうの
ふぢいでら
志んによのなミのたヽぬ
ひもなし
志やうさんへ三り
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十一・藤井寺
本尊薬師如来
いろもかもむひ中
だうのふじゐでら
志ん尓よ能なミの
たヽぬひもなし
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十壱〃藤井寺
色もかも無比中道の藤井寺
志ん尓よの波のたヽぬ日もなし
志やうさんじまて三里
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十二・焼山寺
本ぞんこくうぞう
後の世を思へバくぎやう
志やうさんじ
しでやさんづのなん所
ありとも
一のミやへ五り
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十二・焼山寺
本尊虚空蔵菩薩
のち能世をおもへバ
くぎやう志やうさんじ
志でやさんづの
なん志よ阿りとも
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十二〃焼山寺
後のよ越おもへハ恭敬志やうさんじ
志てや三途のなん志よ有れ者
一の宮まて五里
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十三・一の宮寺
本ぞん十一めん
阿王の国いちの宮とハ
ゆふだ春記
かけてたの免や此世
後の世
志やうらくへ十五丁
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十三・一の宮寺
本尊十一面観音
のく尓いちの
ミやとハいふだす記
かけてたのめや
この世乃ち能世
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十三〃一宮寺
あ者の国一の宮とハゆふたすき
かけてたのめや古農よ後世
常楽寺まて十五町
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十四・常楽寺
本ぞんミろく
志やうらくのきしにハいつか
いたらまし
ぐぜひのふね耳のり
於く連ずハ
こくぶんへ八丁
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十四・常楽寺
本尊弥勒菩薩
志やうらくのきし
尓ハいつかいたらまし
ぐぜひのふね尓
のりおくれすバ
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十四〃常樂寺
常楽のきし尓盤いつかいたらまし
ぐぜいのふ年尓のりおくれ春ハ
国分寺へ八町
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十五・国分寺
本ぞんやくし
う須くこくワけ/\いろを
そ免ぬ連バ
るてん志やうじの秋の
もミぢ葉
く王んをんへ十八丁
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十五・國分寺
本尊薬師如来
うすくこく王け/\
いろをそめぬ連バ
るてん志やうじの
あきのもみぢバ
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十五〃國分寺
うすく古く王け/\色をそめぬれバ
流てん志やうじの秋のもミぢ者
くハんおんじ迄十八町
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十六・観音寺
本ぞん千志ゆ
ワ須連春もミちび記・へ
く王んをんじ
さい本うせかいミだの
志やうどへ
いどへ十八丁
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十六・観音寺
本尊千手観音
王す連すもミちびき
たまへくハんおんし
さい本うせかい
ミだの志やうどへ
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十六〃觀音寺
王須連春も道引給へ觀音じ
西方世界ミたの浄土へ
いど寺まて十八丁
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十七・井土寺
本ぞんやくし
於もかげをうつしてミ連バ
いどの水
む春べバむねのあかや
をちなん
をんざんへ五り
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十七・井土寺
本尊薬師如来
おもかけをうつして
見連バいどのミづ
むすべハむ年の
あかやおちなん
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十七〃井土寺
おもかけのうつして見れハいどの水
む春べハむ年のあかやをち那ん
おんざんじへ五里
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十八・恩山寺
本ぞんやくし
子をうめる其ちヽ者ヽの
於んざんじ
とふらひがた記ことハ
あらじな
たち江へ一り
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十八・恩山寺
本尊薬師如来
子をうめる其ちヽ
はヽのをんさんじ
とふらひがたき
ことハあらじな
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十八番恩山寺
子をうめる其父母の恩山寺
とふらひかたき事ハあらし那
立江寺壱里
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十九・立江寺
本ぞんぢぞう
いつかさて西の春満ゐの
王がたちへ
ぐぜひのふね尓のりて
いたらん
徒るへ三り
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十九・立江寺
尊地蔵菩薩
いつかさて尓しの
すまゐの王がたちへ
ぐせひ能ふ年尓
のりていたらん
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十九〃立江寺
い徒かさて西の春まひの我たちへ
ぐぜいのふ年尓のりていたらん
林寺まて三里
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二十・林寺
本ぞんぢぞう
志介りつる徒るの者やしを
しるべにて
大しぞいま須ぢぞう
たいしやく
大里うへ一り半
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二十・鶴林寺
本尊地蔵菩薩
志介りつる徒るの
者やしを志るべ尓て
大しぞいます
ぢざうたいしやく
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廿〃林寺
志介り徒るの林を志るべ尓て
大師そいま須地蔵帝釋
大龍寺まて一里半
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二十一・大龍寺
本ぞんこくうぞう
大里うのつねに春むぞや
介にい王屋
志やしんもんぢハ志ゆごの
ためなり
びやうどうへ二り
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二十一・大龍寺
本尊虚空蔵菩薩
大里うのつ年尓
すむぞや介尓いはや
志やしんもんぢハ
志ゆごのためなり
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二十一〃大龍寺
大龍の徒年尓住ぞや介尓岩屋
志しん文珠の守護のため那里
平等寺まて二里三拾丁本と
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二十二・平等寺
本ぞんやくし
びやうどうに遍だてのな記と
きくと記ハ
あらたのもしき本とけ
とぞ見る
やく王うへ七り
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二十二・平等寺
本尊薬師如来
びやうどう尓へだての
なきときくと記ハ
あらたのもしき
本とけとぞ見る
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二十二者ん平等寺
平等尓遍だてのなきときく時ハ
あらたのもしき仏とそ見累
薬王寺迄七里
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二十三・薬王寺
本ぞんやくし
ミな人のやミぬる年の
やく王うじ
るりのく春りをあたへ
まし満せ
ひがし寺へ二十一り
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二十三・薬王寺
本尊薬師如来
ミな人のやミぬる
年のやく王うじ
るり能くすりを
あたへましませ
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廿三〃薬王寺
ミ那人のやミぬるとしの薬王じ
流里のくすりをあたえ満しませ
土佐ひがし寺迄廿一里
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