南天龍宮城(17) その前に13



 息子も無事に?インドから帰ってきて、多々種々な写真の観賞会も終えた。忙しくあちらこちらと駈けずり回って賑やかな事であった。小生一昨年ナグプール滞在三日間のインド紀行とは大いに趣きを異にしている。佐々井師との対話も少しばかりはあったようであるが、小生との親子である事などはどこまで確知されたものかはあやしい。
 親子でも同じ家族と云う舟に乗っているのだが、かけているメガネがちがうのである。龍宮城《そのまえに》大分横道に気を逸らせて来たのだが、そろそろ帰城せねばならない。我がムラ内身辺に妖しのカゲロウが立ち始めたのである。目に入りだしたというのが正解であろうか。草木物言う、また五月蠅(サバエ)為す季節の訪れということか?
 今しばしムンバイ(ボンベイ)の街風景を。




ムンバイ街路の雑踏風景 ─ 一見平和な様子であるが…




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