南天龍宮城(8)


【マンセルへ三度目】

 朝食は7:30より、ホテルのOASISにて。昼過ぎに佐々井師迎えの車。菩薩像立ち上げを期待して見物に行く。大勢の人夫も集まっていたが、結局滞在中には完工せず、菩薩大石像は立ち上がらなかったのである。この日も往復の車中にて貴重な話を伺った。千頭蛇(龍の親、始祖)とか、楞伽経が密→空海、禅→達磨と云ったようなことまで聴いている。小生は禅問答集はよく読んだが、楞伽経までには手を出していない。 結局、台座は据えることが出来たが龍樹像は立ち上がらなかった。しかし佐々井師との記念写真はインド人が撮ってくれたが何時目にすることができるやら。その後落慶された姿を写真で見ると菩薩石像にも追加の手が加えられていた。それは秀嶺師の(日本的な)信仰心をより鮮明にしたものであった(後述)。JPT日本時間3:30ころ台座の設置完了、現地時間でちょうど12時だ。アングリマーラの奥さんにアルプア(焼きめし風)をよばれる。それから帰途につく。ナグプール17:05(JPT20:35)からムンバイへ。またATITHIホテル510号室に投宿。前回よりも上等な部屋である。
 なおハガキはナグプールの空港のポストに投函。残念なことには到着しなかったのも少なからずあったようである。


石像上半身


石像台座へ


焼きめし風


 翌日は領事館に挨拶に行き、インドの門公園。そばのTATAのホテル。クロホード市場をのぞく。入り口に倒れ伏した少年。写真は撮るのを遠慮したが、果して生きているものやら死んでしまっているものやら。ここでは市場特有のゴミゴミとしていたのだが、紅茶を土産に買う。マサラが良かった。
 ムンバイ市内はタクシー、ホテルに迎えに来てもらい交渉して空港まで、80キロメートル内ということで3800ルピーであった。


クロホード市場



南天龍宮城(7) / 南天龍宮城 トップ / 南天龍宮城(9)