南天龍宮城(17) その前に4



 インドの思いでは色々とあるのだが、最初のムンバイでのホテル [ATHITI] だったか受付での入国審査かパスポートなどの検査が厳しかった。
 インド語は勿論英語も話せぬ身にはつらい一時であった。帰路にも此処に再宿。そのさいに入り口にあった、ガネーシャであろうか、象形の神霊を写真に撮るのみも気を使ってホテルの人に許可をとったのである。MAY I PHOTO ? だったか、何を喋ったか覚えていないが、クロホード市場での転げた少年の写真を撮るのにも躊躇した如く、油断は出来ない。


 これはたしかナグプール空港の郵便ポスト。ここに日本向けの葉書二十数通を投函したのである。
 実際に日本に届いたのは何通なのか良く分からない。孫宛のものは日本に帰って投函。
 ここでは空港内の兵士は小生よりもガッチリとしたじんぶつであったが、やさしく小生にポストまで「行け行け」とパスポートの提示なしでOKを出してくれたのである。



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