南天龍宮城(17) その前に2



(承前)
・・・
 まさに知るべし。両部の教主理智法身大日如来、法界宮に住して、三世常恒に説きたまうところの、如来内証、三密平等の法門をもって、金剛薩に伝え、薩はこれを、龍猛菩薩に伝えたまい、かくて真言第三の付法となりたまえることを。

【那須政隆略歴】
 明治廿七年八月愛知県に生る
 大正六年三月、私立大学智山勧学院卒
 大正十一年智山勧学院助教授就任
 昭和二年同学院教授に任じ、智山専門学校、大正大学を通じ現在に及ぶ
 昭和三十二年大正大学長に就任
 昭和三十五年一月文学博士の学位を取得
 昭和四十二年総本山智積院第六十世化主
 著書 五輪九字秘釈の研究・新時代の真言教学・興教大師伝等。 
研究論文、六大体大私考以下二十数篇に及ぶ。
〜昭和62年再版『理趣経達意』〜





マンセル山城寺



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