南天龍宮城(16)


【地べたに拝礼】



丁寧な触地礼

 僧侶に対しては女性たちは地べたに手をついて拝礼している。写真(14の写真)はアングリマーラ妻の妹さんが秀嶺師に拝礼の挨拶をしているところだ。彼女は会社の役員で偉いさんだということであったが、通りかかって履物をぬいで、地べたに手をつけて挨拶している。この時に彼女からいただいた御菓子は甘いものであった。


御菓子頂戴

 竜樹菩薩大寺では頭にカゴをのせて仕事をしていた女性が、小生らの近くに来て腰を落とし、足先にチョット片手で触れて行く。これも僧侶に対するものである。

 仕事をしている女性はやはりサリーをまとって、あたまのカゴにはレンガをのせて運んでいる。ノロイと云うか悠長な歩で動いているのである。街中炎天下での草取りもサリー姿であった。それとナグプールでは女性のバイク乗りが多かった。他の都市に比べて際立った特徴であるという。物乞いの子供たちの姿が見られなかったのと、これらは仏教徒が多いことに関連したことであるらしい。


左官仕事の女性


二輪車群



南天龍宮城(15) / 南天龍宮城 トップ / 南天龍宮城(17) その前に1