四国辺路界での出版事情
善通寺紀要 第17号より



 四國遍路道志るべ


ぜんつうじ5一里半
金比羅山
こんぞうじへ一里



七十六 やくし


七十七 やくし


七十八 ミだ


七十九 十一めん


八十 せん手


八十一 せん手


八十二 せん手


八十三 くハんおん

 
八十四 せん手


八十五 くハんおん

 
八十六 十一めん


八十七 くハんおん


八十八 やくし

 
こん
そう

どう
りう

だう
じやう

しゆ
とく
天王
こく
ぶん

しろ
ミね

ねご
ろじ

一の
ミや

やし
まじ

やく
りじ




なが


おヽ
くぼ
まことにて神仏僧をひらくれバ
しんごんかじのふしぎなりけり
 かつらはら・かも
ねがひをハぶつどうりうに入はてヽ
ぼだいの月を見まくほしさよ
 丸亀城下・とき川5西へ丸亀東高松
おどりはね念仏申だうぢやうじ
ひやうしをそろへかねを打なり
 うたつ町・八十八の水・石仏の薬師
しやうらくのうき世の中をたづぬべし
天皇さへもさすらへぞある
 あや川名所也・かも・あい坂・国分町
国をわけ野山をしのき寺々に
まいれる人をたすけましませ
 坂有国分坂といふ善川あり・南あをミ
霜さむくつゆしろたへの寺のうち
みなをとなふるのりのこゑこゑ

よひのまのたへふるしものきへぬれバ
あとこそかねのごんぎやうのこゑ
 山口・いヽた川有・小山・一のミや
さぬき一のミやのみまへにあふきヽて
神のこヽろをたれかしらゆふ
 仏生山へかくる時ハ一の宮5屋島へ三り半
あづさ弓やしまの宮にまふてつヽ
いのりをかけていさむものヽふ
 東坂下り佐藤次信のはか有・すさき堂
ぼんのふをむねのちくわにてやくりをバ
しゆぎやうじやならでたれかしるべし
 たい・大町・しど
いざヽらばこよひハこヽにしどのてら
いのりのこゑを見ヽにふれつヽ
 なかゆく・ミやにし
あしびきの山鳥の尾のながおてら
秋のよすがら弥陀をとなへよ
 まへ山・がく・こヽに大師御しゆ法の所有
南無薬師しよびやうなかれと願つヽ
まいれる人ハおふくぼのてら
 





半 」











丁 」




















 
おヽくぼじ5五り此方勝手よし
白鳥
阿州三ばん迄四り



 四國八十八箇
二十三ケ処
 道法五十七り半三丁
十六ケ処
 道法九十一り半
二十六ケ処
 道法百十九り半
二十三ケ処
 道法三十六り五丁
道法合テ三百四り半余
たんせき妙薬
取次
いろのしろうなる薬

阿州
 四十八丁一り
土州
 五十丁一り
豫州
 三十六丁一り
讃州
 三十六丁一り


四十八番西林寺森下
 

目 ◎ 仏絵

四國ゑづ折本
同道しるべ

弘法大師御絵
 其外仏絵いろいろ
じゆずしなじな



表具師蔵版 』
おろし
 ◎は銭印
小うり

大冊
小冊






 


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