インド紀行 英林


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 三島興願寺と川之江三角寺でお手伝いをしている者です。
 この度、有難い仏縁を頂き平成二十四年二月にインドへと渡る機会を得ました。多忙の中、両住職に快く送り出して頂き、九日間の渡印旅行へと行ってまいりました。帰国し未だ半年しか経っておりませんが、再びインドへ渡ることを夢見て、日々の作務に精進致しております。

 さて、この旅行は、インド、中国、タイ等、仏教にゆかりのある地域専門の会社トラベルサライが提供してくださいました企画「佐々井秀嶺上人と共に インド・ナグプールとドンガルカル仏教徒大会参列 釈尊二大聖地巡拝とアグラの旅」なるものでした。

 私にとってのこの旅行の大きな目的は二つ。一つは、自分が生涯をかけている仏教の発祥の地インドに直接触れること。二つ目は、現代インドの今を生きる仏教徒に会いたいということです。よく僧侶の修行仲間との会話で「インドと四国(遍路)は願っても中々行くことができんよなあ。やっぱりこの二箇所は仏さんに呼ばれな無理じゃろ」と冗談をいってたのですが、その夢が実現したわけです。今このタイミングで呼ばれ勉強することができた幸せを噛み締め、深慮し、今のインドをご紹介できればと思います。




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