駄家通信 42



【荒神宮奉燈四季発句合】 ―路暁菴撰― つづき

 はや十三日。



五月雨や法□飛川耳渡もり
苗代乃葉色志ほらし水の面
逃水耳浪越添たる薄か難
五月や城下へ掛る虹の者し
花耳 れ月耳別るヽ薄哉
鶏の声聞ぬ里阿り鹿の声
月や昼裏表無き鏡山
古ひたる塚に新し梅の花
開帳のがし藤の花
新し 耳梅乃花
咲色 の花野哉
禁酒 阿り東福寺
印籠 涼し薄羽織


車南


有隣
白雀


有隣
白雀
淀里
一声
車南


 パーフェクトには読みきれない、かつ活字が出せないのが残念であるが、まあこんな所。



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