駄家通信 40



【若狭参り】つづき

 えもいわれぬ感慨とはチョット大袈裟過ぎた嫌いがあったのだが、彦神社では手頃な参道の奥に神社が鎮座まして、他の参拝者も無くて、気兼ねなく神歌奉唱。隣の小社若宮さんでも確かな霊応を得たわけである。
 少し北へ進み、姫神社へ。道路端からすぐ近くに本殿。ここでは昼時間に祈願に来られた近所の女性に遮られて十二分に奉唱感応することが出来なかった。しかしそれでも35年前に新婚旅行の際に新妻と参拝したことに連動したことがあったようだ。具体的に体感できたのは、まことに穏やかな日和のお参りであった位のことだが、御朱印は三時頃まで留守中とのことで頂けなかったのである。まあ乙姫の住まいする龍宮城に再訪した浦島子の気持ち?と言っておこう。ここにもまだまだ再訪の機会があるようだ。


 昭和53年、新妻三日目?の姿がここにある。
 向左は彦神社。中央は姫神社。向右は丹後の籠神社である。

 これから二時間たらずであったか、小谷城麓の小谷寺に参拝。今回は寺守らしき人が来ておられた。わが竹馬の友は「カッ!カッ!カッ!」とまるで狂言舞台での歓迎ムード、エールまで送ってもらったのである?
 小谷には伊吹の風やら余呉の湖からの照り返しやら、なごやかなひと時を過ごさせて貰ったのである。ハッ!ハッ!ハッ!
-H25.12.08-




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