駄家通信 34



【樵眠句?―反古より―】

 駄家の反古故何が混入しているか分からないが、十中八九は樵眠の作と思われる。


あま能戸を
者して阿希堂り
初可らす


 これは「雨ノ戸を 嘴で開けた 初烏」の意であろうか?

 次に「短夜に 嬉しき夢の 残り哉」。初句はこれで良かろうが、途中の諸句は良く分からない。末句は「ミしか夜や 書物の上の 高鼾」で、やはり短夜の句。「蝸牛」の文字も目に入るが句全体の文字が解せない。ゆっくり思案するおだやかな気分に浸る事も出来ない猛暑日が続いている。





 もう少し格闘すれば良いのだろうが…。

H250713




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